今日も今日とて生きづらい

変化が苦手だ

 

変化、というとだいぶ抽象的だが 予定の変更や決まり事の変更というと分かりやすいだろうか

落ち着かない気持ちになったり 直したくなったり なにか堪えられない衝動的なもので とても気分のいいものでは無いから 苦手 という表現を使う 不安になるのだ  短時間で度重なると

自分で自分がコントロール出来なくなることもある

事前告知で防げることもある

例えば バスが時刻表通りに来なかったり いつも通る道が通れなかったり 約束の時間を過ぎても約束が果たされなかったり メニューの写真と違う配置の料理が提供されたり お店の内装が変わっていたり 漢字の書き順が違ったり こだわりがあるものの位置や形が変わっていたり 毎週やる番組が放送されなかったり……

決まりがあるもの全てのことに当てはまるわけではなく 割と限定的に苦手なことが多い気がする

自分でも不安に感じて初めて苦手だと気づくことが多い

逆に  髪を留めるピンに至っては洗面台のコップの中に入れる、という決まりがあるけれど いつもベッドやら 机の上やら 洗濯機の上、はたまたお風呂のボディタオルに挟んであったりする 全く記憶にない

そしてそれは特に気にならない   毎日のように無くした無くしたと騒いでは ちゃんと片付けろと怒られている 

 

変化が苦手だ、というと ちょっとめんどくさいやつだな と思うかもしれないが (実際自分でももう少し融通が効いて欲しいと思うこともある)  見方を変えると 変化して欲しくないものが変化しなければ とても安心するのである

 

頭の中は常に様々な考え事で混沌としている

曲が何曲か流れていたり 道行く人にコメントしていたり 次の予定に合わせて計算していたり 自分の歯を舐める感触 爪の形 痒み 目の開き具合 息遣いなどを気にしていたり 周りの人たちの会話(×複数)を聞き取っていたり…

狭い空間(脳内)に 大小様々な風船(考え事やそれに対する意識の比重の例え)が大きさを変えたり 数を変えたりしながら常にぎゅうぎゅうに詰まっているような感じである

変化が絶えない脳内で思考を常にフル稼働させているととても疲れる

その中に 絶対変わらないよ というものがあると安心するのだ

例えば 左右対称の模様であったり 時間の決まり(予定や約束)だったり 一定のリズムだったり この場所には必ずこれがあるだったり…

風車や水車、水槽の中で一定の量溜まるとパカッと泡が出るやつとか、振り子時計(秒針の音でもいい)とか そういうものはもうずっと見ていたくなる

心が乱れたり 落ち着きたくなった時には 一定のリズムで指をトントン打ち付けたり(貧乏ゆすりに近いかも?)  背中をトントン叩いてもらったり 他人の心臓の音を聞いたりするのがいい

感覚に同じリズムを刻むと強制的にそれに集中するので思考の比重が重くなるのだ

日常生活でのこだわりといえば  家から職場まで同じ道を通ったり、電車で同じ両数の同じ扉から乗り 同じ改札を使ったり、音楽アプリで同じ順番で流したり 1曲を延々と流し続けたり(順番が一緒だと全ての曲を合わせて1曲、みたいな捉え方になる)

一部のこだわりさえ常に不変であってくれればそれだけで落ち着くものだがなかなか上手くいかない

バスや電車は時刻のズレが頻発するし 人と会う約束はなかなか時間通りにいかない   ものの配置が変わっているとどこが変わっているか分からなくてもどうしようもなく気持ちが悪い  

仕事で言うと 急なシフトの変更であったり いる予定では無い人がいたり(修理業者の人とか 上司とか )  逆にいる予定の人が急な欠席でいなかったりとか  ものの配置や 仕事内容の変化など 変化だらけでとてもしんどい

何度も何度も繰り返すうちに 自分を納得させたり落ち着けたりすることは出来るようになってくるが ひどく不安になるのは避けられない

なんとも生きづらいものである

 

 

1曲を何度も何度も繰り返し聴いていると飽きた、と言われることから少し考えてみたので たどたどしい文にはなったが  なんとなくでも伝わって貰えると嬉しい

自分のこだわりを全て通すのが難しいのは分かっている

せめて人と会う約束の時間は守ろうな、、